外壁塗装の価格の差はなんなの?
10年~15年位経つと、家の塗替えを検討する方が、多いかと思いますが・・・。良く塗装業者・リフォーム業者に見積りを依頼しますが、何故業者によってこんなに価格の差が発生するのか?理解出来ないとおっしゃる方が沢山いらっしゃいます。当然塗料の品質の差が、イコール価格に差が生じるのは当然ですが、そればかりではありません。
理由として、私どもが、一番に考えるのは、外壁・屋根の塗料の質・面積の多さではなく、下見の段階で、結構このお客様の住宅の塗り替えは時間が掛りそうな造りだな~とか、また、外壁・屋根以外で塗るところがどのくらいあるかで、言い方を変えれば、どの位手間をかかる、いや!かけるかによって、人手の費用に大きく差が発生します。
例えば、サッシを一つの例として挙げれば、アルミ製のサッシの場合は、一般的には塗らない為、アルミサッシにテープ養生を直接張り、どんどん塗り込み作業を進められますが、そのサッシの廻りが、木部だったり、板金だったりすると、木部・板金部を塗る際に、養生を再度行う必要があり、木部別なり、板金部別なりに塗らなければなりません。また、各塗る部材が変われば、下塗材も全て変わります。塗る準備の刷毛・容器等も全て変わります。手間が掛りそうな現場は、建物の大きさに関係なく、塗る部位が沢山あるか、塗る塗料をいくつ使用するかによって、間違いなく時間はかかります。その部分を、下塗り材を変えずに、仕上げ材の塗料もまったく同じものを使って一気に塗ってしまっては、当然手間費用が違ってきます。2015年を基準として、25年位前までは、比較的塗り易いお宅が沢山ございますが、それ以前の住宅は、木部製品、鉄製品をふんだんに使用していますので、結果的に少し費用の差が出ます。その部分をきちっと説明が出来る担当者、また、確認される事をお勧めします。