窯業系外壁材の横張・縦張りのメリットデメリット 千葉市若葉区
窯業系外壁材の張り方には横張りと縦張りがあり、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。一般的に、デザインの豊富さから横張りが主流ですが、メンテナンス性では縦張りに優位性があります。
■横張り工法
横張り工法は、サイディングボードを地面と平行に張っていく方法です。日本の住宅で最も多く採用されています。
◎メリット
- デザインの豊富さ: 窯業系サイディングのほとんどの製品が横張り用として製造されているため、色や柄、デザインの選択肢が非常に豊富です。レンガ調やタイル調など、様々な外観を表現できます。
- 施工コストが比較的安い: 縦張りに比べて施工が容易で、人件費を抑えやすいため、全体的な工事費用が安くなる傾向があります。
- 通気性が良い: 胴縁(下地材)を縦方向に設置するため、通気層が縦に繋がり、空気や湿気がスムーズに下から上に流れるため、通気性が非常に良いです。
◎デメリット
- シーリングの量が多い: パネルの継ぎ目(目地)が縦方向に多数入るため、シーリング(コーキング)の箇所が多くなります。
- メンテナンス費用がかさむ: シーリングは経年劣化でひび割れや剥離を起こしやすく、5〜10年ごとに打ち替えが必要です。シーリングの量が多い分、メンテナンス費用も高くなります。
- 雨水が溜まりやすい: シーリング部分に雨水が溜まりやすく、劣化の原因となることがあります。
■縦張り工法
縦張り工法は、サイディングボードを地面に対して垂直に張っていく方法です。シャープでモダンな印象の外観になります。
◎メリット
- 雨水の排出性が高い: パネルの溝が縦に走っているため、雨水がスムーズに下へ流れ、外壁に水が溜まりにくく、汚れやカビの発生を抑える効果があります。
- シーリングの量が少ない: パネルの継ぎ目(目地)は横方向に入るため、横張りに比べてシーリングの使用箇所が格段に少なくなります。
- メンテナンス費用を抑えやすい: シーリングの打ち替えが少なくて済むため、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
◎デメリット
- デザインが限定される: 縦張り用の窯業系サイディングは種類が少なく、シンプルなデザインが中心です。
- 施工に手間がかかる: 縦張りに対応したサイディングや専用部材が必要になる場合があり、施工が複雑になることがあります。
- 胴縁が通気の妨げになる可能性: 胴縁を横方向に設置するため、通気層の空気の流れが妨げられる可能性があります。これを防ぐために、通気溝付きの胴縁を使用するなどの工夫が必要です。
■窯業系外壁材縦張り横張りの出荷比率は?
窯業系サイディングは、横張りが圧倒的に多く、出荷比率の9割以上を占めます。縦張りは、特定のデザインやメンテナンス性を求める場合に選ばれる少数派です。
■横張りが主流である理由
窯業系サイディングの横張りが主流である主な理由は、デザインの豊富さと施工の容易さにあります。
- デザインの多様性: 窯業系サイディングメーカーのほとんどの製品が横張り用として開発・製造されています。レンガ調、石積み調、タイル調など、様々な意匠性の高いデザインが揃っており、ユーザーの選択肢が非常に豊富です。
- 施工の効率: 横張りは下から順に重ねていくため、施工が比較的簡単で、工期短縮にも繋がります。これにより、施工費用を抑えやすいというメリットがあります。
横張り用製品が市場の大半を占めているため、縦張りを選択すると、選べるデザインやカラーが限られてしまいます。しかし、メンテナンス性を重視する消費者にとっては、縦張りは魅力的な選択肢となります。 以上です。↓
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