九十九里浜海岸の保養所施設の体育館にて、雨樋交換工事を行いました。
こんにちは、千葉県千葉市若葉区若松町531-590にて、リフォーム・修理工事を行っておりますグローイングホームの宮垣です。
今回は、いつもご注文を頂いている、一宮町九十九里浜海岸近くの保養所ホテル様にて、多目的施設の体育館の雨樋交換工事を行う事になりました。建物はRC造り、築30年以上経過しており、既設の雨樋は、なんと全て銅板で仕上げてあり、バブル期に建てられた建築らしく豪華でした。しかし、30年も経過してくると、全体の腐食・傾きが目立つ様になり、交換した方が良いのではとなったそうです。新たに取り付ける樋は、塩化ビニール製の商品が、コスト面で易く、尚且つ軽くて、耐久性があるとの事でご提案致しました。
お客様のご要望は、上記にて延べた通り、見た目に今までとあまり違和感のないもので、壊れにくくメンテナンスがし易いものでお願いしたいとの事でした。とにかく施工メーター数が長く、特殊色合いを考えた場合受注生産品になる為、入念に計画を立て、工事を進める事になりました。
工事の計画を立てる際、壊してみないと解らない部分がありまして、それは既設銅板樋を取り壊した後の、破風板部と言われる部分の仕上げがどうなっているかです。この解体後の仕上げの方法の違いにより、その後の新規樋を付ける前の仕上げ方法が、まったく違ったものになってしまうからです。予想としては、RCの打ちぱなしの状態で、塗装にてパターン付けをした後に平塗をして、樋を付ける予定でしたが、何と解体後、RCの破風板に大きな段差があり、このままでは、軒樋金物はどう考えても付きません。とても困りました。そして、建物が建っている状態で、地面から高い位置にコンクリートを流し型付けする事はかなり施工自体に無理が生じる為、検討の結果、木枠で段差を補い、破風板部全体をステンレス製の板金で囲む事にしました。最終的な仕上がりとして満足いくもので出来たのではないかと思いました。担当者の方も、大変喜んで頂けました。
■工事工程
① 足場組解体
② 板金巻作業
③ 雨樋取付
④ 完成
●工事期間約3週間●足場組・解体・板金巻・樋取付・他塗装工事込の総費用380万円でした。
以上で報告を終了いたします。
【足場組・解体】
【板金巻・造作】
【雨樋取付】
【完成】